第93回 統計基礎講座 (7)標本数の決定

2017年08月28日
三菱総合研究所 政策・経済研究センター 佐野 紳也

今回は、標本調査を実施する際の具体的な標本数の決め方について説明する。標本数の決定は「(6)標本誤差」と密接な関連を持つ。

 標本調査において、標本数を多くすれば精度は向上するが、一方で、費用や実施期間が増大する。したがって、標本誤差をどの程度に抑えるのか、費用、スケジュールを考慮しながら、決定することとなる。次のような手順で決定していくことが望ましい。

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