第123回 mif2020調査ノート 【情報に関する生活行動時間】

2021年09月06日
三菱総合研究所/エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 生活者市場予測システム事務局

mif2020のポイントを集約してお届けする「mif2020ノート」、今回は「情報に関する生活行動時間」です。新商品への感度の高い非DN(デジタルネイティブ)世代は従来型メディアの受動的な情報収集から、SNS活用への動きが見られます。DN層の新商品への感度と情報生活行動は関連が小さいといえそうです。

 

mif2020調査ノート、今回のテーマは「情報に関する生活行動時間」です。

mif2020では、24時間の生活行動について30分単位で聴取しています。また、mifでは継続的にイノベーター理論の5つの分類に倣った、3万人の新商品への感度、イノベータ度を測っています。ここでは情報に関する生活行動とイノベータ度の高さとの関係について、DN世代(デジタルネイティブ世代、20代~30代)と、非DN世代(40 代~60代)の区分で分析しました。

テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・インターネットのニュースサイトの閲覧(平日)をみると、DN世代は非DN 世代よりも実施率が低く、またイノベータと全体との差が少ないこと、他方非DN世代では特に7-8 時、20-21時頃の活動でイノベータと全体との差があることが見受けられます。 非DN世代のイノベータは従来型の情報生活行動(メディアからの受動的な情報収集、朝夕の定時情報収集)に関しては、同世代と比較して、やや興味が低いことが想像されます。

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