第114回 mif2020調査ノートー シリーズ③エネルギー・環境 #01【重要な社会問題と解決主体】

2021年07月05日
三菱総合研究所/エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 生活者市場予測システム事務局

mif2020のポイントを集約してお届けする「mif2020ノート」、今回からは「エネルギー・環境」をテーマにお届けします。第1回は「重要な社会問題と解決主体」です。

 

mif2020調査ノートの「エネルギー・環境」シリーズ、今回のテーマは「重要な社会問題と解決主体」です。

mif2020では、エネルギー・環境の社会問題に関し、重要度や解決すべき主体についての設問を新設しています。エネルギー・環境分野の社会問題18項目の中で重要かつ早急に解決すべき問題は 「CO2排出等による地球温暖化」が1位で38%、2位が「海洋ごみ(海洋プラスチック等)の増加」で35%、3位が「運転停止した原子力発電所の廃止措置の遅れ」で33%です。一方で「東日本大震災後に停止した原子力発電所の再稼働の遅れ」が26%と、廃止とは反対の意見も存在します。また、「原子力発電所の新設、リプレース見通しの不透明さ」も28%となっています。原子力発電所のあり方については2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標にむけてあらためて関心が高まっている状況で、廃止と再稼働の両論があることがわかります。

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