第17回 ニューノーマル時代の『住まい』を考える ②新しい「居場所・つながり」

2012年09月26日
三菱総合研究所 主任研究員 吉池 基泰

 今までは結婚し、家族を作り、郊外にマイホームを持つといった「住宅双六」が多くの人にとっての共通の夢であった。しかし、そういった価値観も崩れ、家族に限らず、人とつながることを求め、土地や家にも執着せず、自分の価値観やライフスタイルに合ったものを求める人々が増えつつある。

 こうした住まいのニューノーマルに対応して、新しい時代に対応した居場所と、つながりに対応した住まいを供給することが、これからの住まい産業に求められてくる。そんな中、最近、新しい「居場所、つながり」を提供している事業体がいくつか出てきており、ここでは彼らがどういったサービスを提供しているのか紹介する。

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