第35回 団塊ジュニアはこれからどう生きるか ⑦住宅

2013年12月09日
カルチャースタディーズ研究所 代表 三浦 展

住宅の所有状況を見ると、世帯主に限っても団塊ジュニア世代は持ち家が47%。男性に限ると51%であり、持ち家率はようやく半数という状況である。

 女性の持ち家率も意外に高いが、これは離別、死別した女性も含むからである。離別した場合、男性は女性(と、おそらく子ども)に家を譲り、自分は賃貸暮らしになる傾向があるようである。したがって離別者に限れば、男性よりも女性のほうが持ち家率が高いのである。

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