第47回 中長期的視点から消費者ニーズの変化を読み取る ③新商品への折り込み
2014年10月03日
三菱総合研究所
戦略コンサルティング本部 藤澤 広洋
前回示したように、できるだけ自宅の近くで買い物をしたいと考える消費者が増加する主な要因には、高齢化による消費者の徒歩行動圏の縮小があるが、それに加えて、共働き世帯による時短ニーズの増加という要因も存在する。
時短ニーズの高まり
現在、安倍政権は成長戦略において「女性の活躍推進」を柱の一つに掲げており、今後、働く女性が増加し共働き世帯が増えることで、家事における時短ニーズが一層高まってくることが予想される。