第48回 「ファクトブック2015」から ①将来への生活不安は改善したが・・

2015年04月14日
三菱総合研究所 事業予測情報センター

2015年3月に発行した「ファクトブック2015~4年間の生活者変化を読む~」は2011年6月~2014年6月までに実施した3万人2000問からなる生活者調査にもとづき、生活者の震災後4年間の生活意識、生活行動、消費行動を分析したものである。今回から6回に分け、その一部を紹介する。今回は生活者の不安や暮らし向きの動向のついて見ることにする。

 全国の生活者(20~69歳、男女)が「将来への生活に不安」を持つ割合をみると、2013年以降徐々にではあるが減少傾向にある。2011年は61.2%であるのに対し、2012年は61.6%と0.4ポイント増加したが、2013年は1.2ポイント低下、2014年はさらに0.6ポイント低下となっている。
 生活者の過半数(約6割)が将来への生活に不安を感じているものの、2013年以降、その割合は徐々にではあるが低下してきている。

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