第2回 震災後の価値観・ライフスタイルの変貌 ②家族への帰属意識が加速
2011年12月26日
三菱総合研究所
東日本大震災を契機に家族の大切さが再認識され、「『家族との信頼関係やふれあいを大切としたい』とする意識」(以下、「家族への帰属意識」)が高まっています。これにより、既婚者は、家族揃っての行動、未婚者はパートナーを求める行動が増加すると見られます。
生活者市場予測システム(mif)「ベーシック調査」(2011年6月調査)で、「家族への帰属意識」を「とてもそう思う」と回答した割合は63.6%です。価値観24項目中、最も高い結果です。震災後の意識変化についても「家族への帰属意識」を「以前よりとても強まった」とする割合は12.8%です。価値観24項目中3番目に多い結果となっています。「家族への帰属意識」は、東日本大震災を契機に高まり、そして強いものになったと考えられます。