第117回 mif2020調査ノートー シリーズ③エネルギー・環境 #04【ESGと消費行動】
2021年07月26日
三菱総合研究所/エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社
mif2020のポイントを集約してお届けする「mif2020ノート」、エネルギー・環境の第4回は「ESGと消費行動」です。企業のESG活動が消費行動に何らか結びつくケースはほぼ5割。その中で、多少高くても買う層は、社会課題に対する認知度が高いとみられます。企業は自らの取り組みだけでなく、取り組む課題の重要性もアピールすべきです。
mif2020調査ノートの「エネルギー・環境」シリーズ、今回のテーマは「ESGと消費行動」です。
2020年調査より、ESGに取り組む企業の商品の購買意向について質問しています。これらの回答結果を用いて、企業のESG活動に対する消費行動クラスターを作成しました。これによると、①ESG活動全般を評価する層、②環境や地域、ガバナンス等の個別テーマを評価する層、③消費活動に直結しない層(「全く影響しない派」は8%、「影響しない派」11%、「どちらともいえない派」34%)に大別され、①については「少しでも高くても買うこがとある」層と「値段同じなら買う」層に分けられることが分かりました。