2024年度mifオープニングセミナー

 国内最大規模の生活者アンケートパネルサービスである、三菱総合研究所「生活者市場予測システム(mif:Market Intelligence & Forecast)」は2011年の提供開始より14年目を迎えました。
 
この間を振り返りますと、東日本大震災直後から始まり、頻発する自然災害、政権交代とアベノミクス、2度の消費税増税を経験、IT分野ではLINEやInstagram等のSNSが相次いで開始、電子決済サービスの普及などがありました。また2020年代にはコロナ禍を経て、働き方や消費の在り方が急速に変化しました。こうして蓄積した生活者のデータは、次代のニューノーマルや社会課題を紐解くべく、様々なお客様にご期待・活用をいただいています。

 
 このたび、「生活者市場予測システム」の新年度サービスの詳細をご紹介する「2024年度mifオープニングセミナー」をmif会員様向けにオンラインで開催いたします。ぜひご視聴をお願い申し上げます。

 
 
プログラム
1.開会ご挨拶
三菱総合研究所 事業基盤部門 統括室 未来共創グループリーダー 藤本 敦也
2.3万人データで見る電気自動車への期待と展望 
エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 データサイエンス事業部 主任研究員
池田 陽平
脱炭素社会の実現に向けて電気自動車普及への期待が高まっていますが、2023年現在電気自動車の保有率(自動車保有者)は0.6%、購入意向(マイカー購入意向者)は6.8%に留まっています(いずれも2023年度mifベーシック調査)。既往調査では価格や充電インフラの不足、航続距離等が電気自動車購入の障壁となっていることが報告されています。一方で、ユーザー目線で普及のきっかけになる要素は何かあるでしょうか。
本講演では、mif3万人のデータを用いて、世代の特徴や価値観の影響、自動車の運転支援機能や移動関連サービスのニーズの有無など、電気自動車を求めるユーザーの特徴をmifならではの多角的な視点で読み解きます。
3.MROCサービスのご紹介
エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 データサイエンス事業部 研究員
松下 淳子
MROC(Marketing Research Online Community)は、その名の通りインターネット上に数十名~数百名のリサーチコミュニティを設置し、掲示板での議論や日記等を通じて生活者インサイトを抽出する調査手法です。インタビュー調査と比較して連続的・多面的に意見や態度変容を理解することができます。理解のみならず、参加者との対話も可能で、実施側の議論も深まりやすいことが利点です。
「生活者市場予測システム(mif)」では、三菱総合研究所が独自に開発したMROC専用プラットフォーム「Lisntr」をご提供しています。
本講演では、MROCの概要から具体的な実施イメージ、アンケートとの使い分け、調査結果の活用方法までをご紹介します。
3.2024年度mifサービスのご案内  
エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 データサイエンス事業部(mif事務局)
2024年度mif会員サービス内容や枠組みについてご案内いたします。2024年度から新たな調査項目として生活時間調査データの提供を予定しており、その内容についてもご紹介します。生活時間調査は行動別の時間だけでなく時間帯別の行動を分析することができ、生活リズムのパターンによる様々な分析が可能になります。
4.質疑応答
5.閉会ご挨拶
エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 データサイエンス事業部長 渡邊 智彦

 

講師紹介

エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 データサイエンス事業部 主任研究員 池田 陽平(いけだ ようへい)

2007年より環境・エネルギー分野の調査研究に携わり、アンケート調査の設計・分析にも従事。
2020年より現職、BIツールや機械学習による新たなmif活用方法の開発を担当。

 

 

 



エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 データサイエンス事業部 研究員 松下 淳子(まつした じゅんこ)

⽣活者市場予測システム(mif)事務局にて、mifサービスのの運営及びMROCサービスを担当。

 

開催概要

日時 2024年3月1日(金)15:00~16:30
申込締切 2024年3月1日(金)7:00AM(延長しました)
会場
オンライン(zoom)※ご参加URLは、お申込いただいた方に、2月28日(水)以降にメールにてご案内いたします。
参加費 無料
対象者 mif会員様(有料・無料会員)
募集人数 100名
最終更新 2024年03月12日

講演資料のダウンロード

こちらから講演資料をダウンロードいただけます。