団塊世代消費研究会2014 オープニングセミナー
2025年、団塊世代は後期高齢者の年齢(75歳以上)に達し、日本は超高齢化社会を迎えます。このような社会に対応していくために、今後税制、福祉、都市構造等様々な社会経済環境の大きな変化が予想されています。
また、2025年の国内消費についても、現在とは大きな変化が予想されます。
一層シニア市場の比重が高くなっていくことは確実ですが、現在のシニア市場の単に延長としただけでは先を見通すことはできません。なぜならば、これまで日本の消費構造に大きな影響を及ぼしてきた団塊世代が、どのようにライフスタイルを変化させていくかにより、様相が一変すると考えられるからです。
本研究会は、こうした問題意識を持ちつつ、これから2025年までの日本の社会経済環境の変化を整理し、一定のシナリオを描いた上で、団塊世代が後期高齢者になった時の消費について、ジェンダー、家族構成、就業形態など様々な角度から検討していきます。また、団塊Jr世代をはじめ他世代の消費におよぼす影響についても把握していく予定です。
シニア市場、特に団塊世代市場にご関心がある方、またこれから中長期的に日本の社会経済環境や消費がどのように変化していくのかについて、ご関心のある方のご参加をお待ちしています。
【第1部 特別講演】
日本経済がデフレから脱却し安定した軌道にのるための方策として、成長戦略が注目されています。本講演では三菱総研版日本の成長戦略の概要、およびそのもとでのシニア市場の方向性について、弊社理事 村上 清明より、ご紹介いたします。
【第2 部 2025年、激変する日本社会とシニア消費をどう見通すか】
2025年に向けて、激変が予想される社会経済環境、そしてシニア市場。こうした不確実性の高い中で企業はどのような戦略をとるべきか。それらを検討する切り口・手法としてのライフコース視点とシナリオ分析の有効性、シニア市場への適用のあり方について、学習院大学 教授 青木幸弘様様より、ご講演をいただきます。
さらに、2014年秋より開催予定のmif研究会「団塊世代消費研究会」について、弊社事業予測情報センター高橋寿夫より、ご紹介いたします。
■ 団塊世代消費研究会座長 学習院大学 教授 青木 幸弘(あおき ゆきひろ)
1956 年生まれ。1983 年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。
同大学商学部助手、関西学院大学商学部専任講師、助教授を経て、
95 年より学習院大学経済学部経営学科教授。
日本消費者行動研究会・学会誌『消費者行動研究』編集長。
日本マーケティング学会ジャーナル担当理事。
専門は流通・マーケティング論(特に、消費者行動分析およびブランド論)。
■三菱総合研究所 理事 村上 清明(むらかみ きよあき)
1978年東京大学工学部土木工学科卒業、
1984年コーネル大学工学研究科社会環境工学修士修了。
1987年株式会社三菱総合研究所入社、
2011年プラチナ社会研究センター長を経て2012年12月より現職。
専門は、社会システム、未来社会研究。
プログラム
第1部 特別講演 | |
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13:30-14:30 |
開会ご挨拶 三菱総合研究所 事業予測情報センター長 阿部 淳一 |
特別講演 これからの日本の成長戦略とシニア市場 三菱総合研究所 理事 村上 清明 |
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第2部 2025年、激変する日本社会とシニア消費をどう見通すか |
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14:45-15:45 |
シニア市場の変化を読み解く視点と手法:ライフコースとシナリオ分析 学習院大学経済学部教授 青木 幸弘様 |
15:45-16:30 |
団塊世代消費研究会2014のご紹介 三菱総合研究所 事業予測情報センター 主席研究員 高橋 寿夫 |
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