第17回mifセミナー
第17回セミナーでは、最初にキリン株式会社 キリン食生活文化研究所 所長 太田 恵理子様から「“絆”消費は増えたのか?~共食と孤食の行方~」をご講演いただきます。震災後”絆”という言葉が一躍脚光を浴びたが、”絆”が消費につながった事象はあったのか? FacebookやLINEなどのヒットの裏にあるつながり欲求と、一方で増加を続ける孤食の行方を考察します。
次に、明治大学情報コミュニケーション学部 教授 友野 典男様より「行動経済学から見た消費者行動」をご講演いただきます。行動経済学によって、人は思考による判断よりも、直感や感情による判断をすることが多いことがわかっている。合理的であることは難しいのである。消費者ももちろん例外ではない。消費者は一貫した安定的な選好をもっているわけではなく、選好は状況・文脈・他者によって創られている。このような判断や選好における進化的な理由を解説します。
■ キリン株式会社 キリン食生活文化研究所 所長 太田 恵理子(おおた えりこ)
東京大学文学部社会心理学科卒業、キリンビール、キリン・シーグラム(当時)にてマーケティングリサーチ・商品開発・コミュニケーション戦略などマーケティング全般に携わる。2007年9月、新設のキリン食生活文化研究所所長に就任。2013年1月、社内組織の変更によりキリン株式会社の所属となる。
キリン食生活文化研究所では、食生活を中心としたくらし全般の調査研究をもとに、お客様や社会の変化をとらえて、「くらしの未来」に向けてのキリングループの貢献のあり方を提案し、お客様やキリングループ従業員と未来のライフスタイルを“共に創る”活動を行っている。 www.kirinholdings.co.jp/food-life
■明治大学 情報コミュニケーション学部 教授 友野 典男(ともの のりお)
1954年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒、同大学院経済学研究科修了。現在明治大学情報コミュニケーション学部教授。同大学院情報コミュニケーション研究科長。主な著書・訳書に、『行動経済学ー経済は感情で動いている』(光文社新書)、『慣習と秩序の経済学』(日本評論社)、『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』(楽工社)などがある。
プログラム
13:30-13:40 | mif事務局からのお知らせ |
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13:40-15:00 |
“絆”消費は増えたのか? ~共食と孤食の行方~ キリン株式会社 キリン食生活文化研究所 所長 太田 恵理子様 |
15:00-15:10 | 休憩 |
15:10-16:30 |
行動経済学から見た消費者行動 明治大学 情報コミュニケーション学部 教授 友野 典男様 |
※プログラムは予告なく、変更することがございます。