第61回mifセミナー

第61回セミナーでは、生活者市場予測システム(mif)における定量調査の最新版(2019年版、2019年6月実施)を用いた生活者分析をテーマに開催いたします。

【第一部 mifシニア調査速報】
 第一部では始めに、学習院大学 経済学部経営学科 教授 青木幸弘様から「変貌するシニア市場と求められるマーケティング対応」をご講演いただきます。
 団塊世代が後期高齢者となる2025年問題にはじまり、超高齢社会への関心が再び高まってきています。これまでシニア市場に関しては、その規模に目が奪われがちでしたが、このセミナーでは、多様化し変質していく市場特性に着目し、今後のマーケティング対応について考えていきます。

 次に、弊社 未来構想センター 主席研究部長 佐野 紳也より「2019年mifシニア調査結果速報 ~多様化するシニアの消費生活~」をご講演いたします。
 総務省「家計調査」によれば、2018年における60歳以上世帯の消費割合は48%と、ほぼ5割に達しました。今後もますますシニア層の割合は増加すると見られ、その動向を無視することはできません。mifでは、シニア15,000人・2000設問の調査を2012年から毎年実施するとともに、シニアMROCコミュニティも同年より現在まで継続して運営しております。今回は、これらのデータを活用し、シニア消費の特徴を検討します。

【第二部 mifベーシック調査速報】
 第二部では始めに、弊社 チーフプロデューサー 阿部 淳一より「2019年mifベーシック調査速報 ~震災後9年間の市場構造の変化と2020年消費トレンドを読む」をご講演いたします。
 mifベーシック調査は、20~69歳の生活者3万人を対象に2,000設問のWeb調査を2011年6月より毎年実施しており、震災後9年間の生活者市場の変化を捕捉します。加えて、今回は425のmif生活者意識項目の最新データ(2019年6月調査、9月公開)と2018年データの増減比較より2020年の消費トレンドを読み解きます。

 次に、エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 主任研究員 池田 陽平より「機械学習を用いたmif分析 ~進化した「仮説発見」~」をご講演いたします。
 生活者市場予測システム(mif)は3万人×2,000問の国内最大規模のアンケートパネルであり、その豊富なライフスタイル設問を用いて、マーケティングや社会調査など様々な用途の分析にご活用いただいています。しかし設問数が多すぎるために、活用しきれていない、分析軸に迷ってしまう、というお声もよくいただきます。今回は、機械学習の手法を用いてmifの2,000問の設問をまとめて分析することで、人間が見逃してしまうようなライフスタイル間の意外な関係性や、新たなセグメントの発見の事例をご紹介します。

 

■ 学習院大学 経済学部経営学科 教授 青木 幸弘(あおき ゆきひろ)
1956年生まれ。1983年一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。同大学商学部助手、関西学院大学商学部専任講師、助教授を経て、95年より現職。
専門は、マーケティング論(特に、消費者行動分析およびブランド論)。
主な著書に、『ライフコース・マーケティング』(編著、日本経済新聞出版社、2008年)、『消費者行動の知識』(単著、日本経済新聞出版社、2010年)などがある。

 

■ 株式会社三菱総合研究所 未来構想センター 主席研究部長 佐野 紳也(さの しんや)
専門は、情報通信、社会変化、マーケティング。生活者・消費者行動分析を中心としたリサーチ、コンサルティングに従事。特に金融、情報通信業界で豊富な経験を有す。2011年より、日本最大規模の3万人、2,000設問の生活者情報を蓄積し、企業のマーケティング担当者にご活用いただく情報サービス「生活者市場予測システム(mif)」の開発を担当。
主な著書に、「3万人調査で読み解く日本の生活者市場―ニューノーマルがわかる88のポイント」(共著、日本経済新聞出版社)、「コンピューター」(共著、日本経済新聞社)、「質的選択分析-理論と応用」(三菱経済研究所)、「これからの人材の条件 : 企業が求める技能、産業に役立つ能力はこう変わる」(共著、日本実業出版)など。


■ 株式会社三菱総合研究所 チーフプロデューサー 阿部 淳一(あべ じゅんいち)
専門は、マーケティング、経営戦略。生活者・消費者行動分析を中心としたマーケティング戦略立案に関するコンサルティングに従事。特に自動車、金融、情報通信業界で豊富な経験を有す。2011年より、日本最大規模の3万人、2,000設問の生活者情報を蓄積し、企業のマーケティング担当者にご活用いただく情報サービス「生活者市場予測システム(mif)」の開発を担当。
主な著書に、「チャレンジングシルバーの市場戦略」(共著、東洋経済)、「顧客標準」(共著、東洋経済)、「フロネシス06 消費のニューノーマル」(共著、丸善プラネット株式会社)、「女性市場攻略法-生活者市場予測が示す広がる消費、縮む消費-」(共著、日本経済新聞出版社)など。

■ エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 
  生活者市場予測システム(mif)事務局 主任研究員 池田 陽平(いけだ ようへい)
専門はマーケティング、環境、エネルギー。
自身も環境・エネルギー分野の調査でmifを活用する傍ら、mifの新しい活用方法の開発を担当。
サステナビリティ事業部 環境・エネルギーチームリーダーを兼務。

 

 


 

プログラム

第一部 mifシニア速報
14:00-14:50 変貌するシニア市場と求められるマーケティング対応
学習院大学 経済学部経営学科 教授 青木 幸弘 様
14:50-15:35 2019年mifシニア調査結果速報 ~多様化するシニアの消費生活~
株式会社三菱総合研究所 未来構想センター 主席研究部長 佐野 紳也
15:35-15:50 休憩
第二部 mifベーシック速報
15:50-16:35 2019年mifベーシック調査速報 ~震災後9年間の市場構造の変化と2020年消費トレンドを読む
株式会社三菱総合研究所 チーフプロデューサー 阿部 淳一
16:35-17:05 機械学習を用いたmif分析 ~進化した「仮説発見」~
エム・アール・アイ リサーチアソシエイツ株式会社 主任研究員 池田 陽平
17:05-17:15 mif事務局からのお知らせ

※プログラムは予告なく、変更することがございます。

開催概要

日時 2019年11月19日(火)14:00-17:15
申込締切 2019年11月12日(火)12:00
会場
三菱総合研究所・大会議室(東急キャピトルタワー4階)
〒100-8141 東京都千代田区永田町2-10-3 [会場地図]
参加費 無料
対象者 mif会員(有料・無料)
募集人数 70名
最終更新 2019年11月29日

講演資料のダウンロード

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