第41回セミナーでは、始めに、株式会社ジャパン・マーケティング・エージェンシー　定性調査部 開発本部　シニアディレクター／モデレーター　梅津 順江様より「質的調査の有効的活用法」をご講演いただきます。＜常に、質的調査の可能性と限界を探っている実務家＞の視点で、【オフライン定性調査（コミュニティリサーチ／MROC中心）】と【オンライン定性調査（フォーカス・グループ・インタビュー中心）】の比較実験の分析結果を紹介します。各々の利点と課題を、思考の深さ・広さ・スピード、マインド変容などの視点からひも解きます。

次に、弊社 事業予測情報センター　主席研究員　高橋 寿夫から「日本人はこんなタイプに分けられる（２）～mifライフスタイルクラスターのご紹介」をご講演いたします。mifでは、価値観や様々な分野のライフスタイルについて多くの質問を行っていますが、2015年度版からは、これらの結果を用いて17分野のクラスターを導入しています。このクラスターからみえる日本人の様々な分野の典型像をご紹介するとともに、クラスターを用いた分析事例をご説明いたします。

■ 株式会社ジャパン・マーケティング・エージェンシー　定性調査部　開発本部　
　　　　シニアディレクター／モデレーター　梅津 順江（うめづ ゆきえ）
大学を卒業後、化粧品メーカーの商品開発やマーケティング業務を経て、 (株)ジャパン・マーケティング・エージェンシーに入社。定性調査のモデレーション、レポーティングを行う。2014年は、年間に約60プロジェクト、計1,000人へのインタビューを行った。同社の新規事業・新手法開発にも従事し、オンラインコミュニティリサーチ／MROCのコミュニティマネージャー、企業と生活者をつなぐワークショップのファシリテーターとしても多数の実績がある。
近年は、定性調査の講師も務め、インタビュアーの育成や次世代リサーチの普及にも貢献している。
「この一冊ですべてわかる　心理マーケティングの基本」（日本実業出版社　2015年）、「市場開拓、開発テーマ発掘のためのマーケティング具体的手法と経験事例集」（技術情報協会　2013年共著）、「リサーチ手法MROC特集」（宣伝会議 2012年）、「ワークショップ」（一橋ビジネスレビュー 2015年）などに寄稿。2016年度から、日本マーケティング大賞の選考委員を務める。

■ 株式会社三菱総合研究所　事業予測情報センター　主席研究員　高橋 寿夫（たかはし ひさお）
専門はシニアマーケティング。1989年三菱総合研究所入社、主に事業性評価や新規事業戦略立案に従事。2011年10月より現職。MROCやmifデー タ を活用し定性・定量の両面から生活者インサイトを読み解き、単なる思いつきではなく、データに立脚したマーケティング戦略立案コンサルティングを多数実施。

プログラム

※プログラムは予告なく、変更することがございます。