第37回mifセミナー

第37回セミナーでは、最初に弊社 海外事業センター 海外事業推進・基盤グループ 主任研究員 郡司 倫久より「アセアンの経済・統合・産業の最新状況」をご講演いたします。アセアンは、本年中に経済共同体(AEC)の設立が予定され、2020年までに日本のGDP規模の約3分の2まで成長すると予測されます。企業にとっては、潜在性の高いASEAN市場を取り込むこと無くして成長はないと考えます。しかしながら、ASEAN各国は異なる産業特性を持っており、AECの設立を上手く活用するためには、各国の産業構造・特性を理解した上での対応が必須となります。本セミナーでは、ASEAN各国の産業構造の特性ならびに、統合の進捗状況とAECの企業への意味合い、アセアンにおける販売現場の事例について解説します。

次に、専修大学商学部・大学院教授 小林 守様から「アジア消費市場における「格差」と発展段階」をご講演いただきます。
『アジア消費市場で変化が起きている。現在、実施しているアジアサプライチェーン(生産、流通、物流)研究プロジェクトに併せて、消費市場について各国専門家の意見を併せて聴取しているが、中国、ベトナム、カンボジアはアジア消費市場のそれぞれ、今後の発展方向を示す好例になっているようだ。今後を示す示唆として紹介したい。』


■ 株式会社三菱総合研究所 海外事業センター 海外事業推進・基盤グループ 主任研究員 郡司 倫久(ぐんじ みちひさ)
1974年生まれ。1999年東京大学経済学研究科修了後、三菱総合研究所入社。入社以来、主に消費財メーカー、サービス業向けの戦略策定、海外展開コンサルティング業務に従事。2014年10月より現職。
2010年より、本格的にアセアン関連のプロジェクトに従事し、近年は、日本企業向けのグローバルビジョン策定、拠点配置戦略、現場改善プロジェクト等の支援を実施。戦略立案に留まらず、戦略の実行支援も手がける。主な著書に、「化粧品の製品開発」藤本隆宏・安本雅典編著  『成功する製品開発 –産業間比較の視点』(有斐閣 2000年)がある。

 

■専修大学商学部・大学院教授 小林 守(こばやし まもる)
専修大学商学部・大学院教授。現在、同大学社会知性開発研究センター副センター長/アジア産業研究拠点代表として文部科学省・私立大学戦略的研究拠点形成支援事業「メコン諸国における経済統合の中小企業への影響についての研究―『ASEANサプライチェーン』の観点から―」(平成26~30年度)のプロジェクトリーダーを務める。

 

 

プログラム

13:30-13:40 mif事務局からのお知らせ
13:40-15:00 アセアンの経済・統合・産業の最新状況
(株)三菱総合研究所 海外事業センター 海外事業推進・基盤グループ 主任研究員 郡司 倫久
15:00-15:10 休憩
15:10-16:30 アジア消費市場における「格差」と発展段階
専修大学商学部・大学院教授 小林 守様

※プログラムは予告なく、変更することがございます。

開催概要

日時 2015年3月17日(火)13:30-16:30
申込締切 2015年3月10日(火)17:00
会場
三菱総合研究所・大会議室(東急キャピトルタワー4階)
〒100-8141 東京都千代田区永田町2-10-3 [会場地図]
参加費 無料
対象者 mif会員(有料・無料)
募集人数 70名
最終更新 2015年04月14日

講演資料のダウンロード

こちらから講演資料をダウンロードいただけます。